本が倒れる問題を解決
本が倒れない「SlopeBox」開発秘話
家の中でちょっと困ることって、案外たくさんありますよね。その中でも特に気になっていたのが「本が倒れる問題」。
読みかけの本やお気に入りの雑誌をリビングに置いておくと、どうしても斜めになったり、隣の本に寄りかかって崩れたり…。
地味だけどストレスがたまる!という経験、ありませんか?
そんな日常の「ちょっとした困りごと」にヒントを得て生まれたのが、「SlopeBox(スロープボックス)」です。この商品は、片側に脚をつけて少しだけ斜めにしたモジュールボックス。
本を立てても倒れにくく、それでいてシンプルで使いやすいデザインに仕上げました。さらに、並べたり重ねたりして自由にアレンジができるという点も大きな魅力です。今日は、このSlopeBoxができるまでの話を少しお届けします。
きっかけは、家の中の「なんか嫌だな」
開発のスタートは、自分の家。リビングのテーブルや床に置いた本や雑誌が、気づいたら崩れているあの光景…何度直しても同じことの繰り返しで、「これどうにかならないかな?」と思ったのがきっかけです。
「ブックエンドなどを使わずに簡単にできる方法はないか?」と悩んでいた時にふと思い出したのが私がデザインしたinahono furnitureのブックスタンド。
斜めになっていることで倒れないブックエンドです。
箱にも脚を付けてしまおう
本棚にも脚を付けて斜めにしてしまおう。そこからは試行錯誤。角度が急すぎても棚としての安定感が悪くなる。逆に緩すぎると倒れやすい。そして見た目のバランスも大事。
何度も角度を変えて試して、ようやく見た目も使い心地もちょうどいい「SlopeBox」の形ができました。
「並べる」「重ねる」も楽しい使い方
SlopeBoxのもう一つの魅力は、1個だけじゃなく、複数個を並べたり重ねたりして使えること。
例えば、2個並べてミニ棚にしたり、3個重ねて小さな本棚にすることもできます。並べ方を変えれば、収納の幅が広がるのはもちろん、インテリアとしても楽しめるんです。
ちなみに、重ねたときに安定しないと困るので、傾斜のバランスも細かく調整しました。ただの箱ではない、この絶妙な「計算されたシンプルさ」がSlopeBoxのポイントです。
インテリアに馴染むシンプルデザイン
素材はメラミンとオークの無垢材を使用していて、どんなインテリアにも馴染むシンプルな雰囲気を大切にしています。
また、この斜めのデザインが、ただ機能的なだけじゃなく、見た目にも少しユニークなアクセントを与えてくれるんです。「普通のボックスとは違う」そんなちょっとした特別感も、このSlopeBoxの魅力だと思っています。
カフェや本屋、公共施設にちょっと個性的な什器としてもお役立ちできるものと思います。
SlopeBoxで叶える、ちょっと快適な暮らし
「小さなストレスを解消するだけで、暮らしが変わる」。SlopeBoxは、本の収納だけじゃなく、毎日の暮らしを少し快適に、そして楽しくしてくれるアイテムです。
並べ方や使い方で個性を出せるので、どんなお部屋にもマッチしながら、自分らしい使い方ができるはず。
もし「本が倒れるのが嫌」「ちょっとおしゃれな収納が欲しい」と思っていたら、ぜひ試してみてください。きっと日常がちょっとだけ楽しくなりますよ。